スイッチ
- 作者: さとうさくら
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/04/22
- メディア: 単行本
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晴海苫子、26歳、処女。ルサンチマンの人。短大首席卒業。面接で「コンプレックスまがいのルサンチマンをぐだぐだ言い過ぎなのよ」と言い放たれ、就職活動を断念。現在、アルバイトを転々としその日暮らしの鬱屈とした毎日を送る。
感情が内攻的に屈折した苫子の心理描写にはあきれるばかりである。
首の後ろのスイッチを切り替えて人間を消す空想にとらわれる。
現代の病んだ弱者のビルドゥングス・ロマン。
from my mixi review.