■
詩集『歌』(思潮社)刊行記念トークイベント
白井明大(詩人)×MAYA MAXX(画家)「詩が生まれる、絵が生まれる、いのちが生まれる」
日時:2010年11月6日(土)19:00-20:00(18:30開場)
会場:青山ブックセンター本店内・ライフスタイル書コーナー青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201011/maya_maxx116.html
対談のNote
白井さん(S)・Maya Maxxさん(M)
- 現代社会の状況に、どうしても適応できない人たちは、一定割合、確実に存在していてその人たちをどうやって救ったらいいか。
→ そのためのひとつの手段が、詩であり、絵であるとおもう(M)
-
- 詩・とどけたい
→心がおきざりにされてしまっている現代。
詩のことばはこころにはとどきやすいけれど、手元にはとどきにくい。(S)
-
-
- (M)絵を描いているときは頭では何も考えていない。
-
筆に自分の気持ちや思い感情や思考がのっている。
何かを描こうと思って描いているのではなくて
絵の方から、来る。
自分はただ、そのきたものをカタチにしてあげるだけでいい。
自分のカラダを絵のためにお貸しするだけ、という感じ。
→逆に言えば、「描かなくちゃ、とか、何かやらなくちゃとか
思ってかいているときは、つらい。」
これは、頭でわかることでもないし
言葉で説明できることでもなくて、
自分で体得するしかないこと。
それは武道に通じるものがあるかもしれない。
とにかく、カラダを敏感にすること。
そうすると、ラクになる。
今の感覚として、
50年くらい生きてきて
「生きるということ」と「死に向かう」ということが
セットになっている感じがある。■
<感想>
人間は生まれた瞬間から死に向かっていて、
それはもうどうすることも出来ない事実で、
それを受け入れた上で
どう生きるか、
現在をどう楽しむかが重要なのかもしれない
と
おもいながら、対談を聞いていてぼんやりとした感じの中おもった。
最後に白井さんが自作の詩を朗読したのだけれど
詩の言葉が声に出されて音になって伝わる感じは
独特なものがあって、
恍惚とした感覚に包まれていた昨日(2010/11/06)でした。