2008年の十品。その5

影の現象学 (講談社学術文庫)『影の現象学河合隼雄
自分の影を知ること、認めたくない自分の側面に 光を当てること。それはつらい作業かもしれないけれど閉塞感の打破には必須であることを知らしめてくれた一冊。芸術とは何かということについても考えさせてくれた、自分にとってかけがえない一冊となりそうな予感。河合先生の死が悼まれてならない。 一度この人にあっていたら世界が変わったような気がする、気にさせてくれる、器量大きなひとであったことでせう。