2008年の十品。その7

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)「焚火」志賀直哉
今読んだばかりなのだけれど、小説を読んで感動したのは、実はこれが初めてなんじゃないかと、今まで感動したとか思っていたのは幻想だったんじゃないかと そんな気にさせられた「小説の神様」直哉の一篇。 僕は本当の小説ってものを今まで知らなかった。 漱石や鴎外や谷崎も確かにすごかったけれど 志賀さん、勝るとも劣らず。